アプリ開発

厳しさで評判のAppStoreのアプリ審査、「4.2 design: minimum functionality」でリジェクトされた場合に試してほしい対処法

2020年5月12日

アプリ開発経験者であれば、AppStoreの審査に通過する難しさはよくご存知かと思います。

リジェクトされてもめげずに修正して再申請しなければいけません・・・

スクリーンショットの不備など、メタデータが理由のリジェクトであれば問題ないのですが、一番返ってきてほしくないリジェクト理由といえばダントツで

「4.2 Design: Minimum Functionality」

でしょう。

iOSアプリ開発者が一番見たくないリジェクト理由と言われています。

ですが、私も2つ目のアプリを作って審査に出した際、上記のリジェクト理由で落とされたことがあります。

おわた・・・

なんて失意のどん底でしたが、ある方法を試してみたところ、翌日にあっさり審査に通過しました!

何を試したのか、今回は紹介していきます。

同じリジェクト理由で悩んでいる方の参考になればと思います!

Guideline 4.2 - Design - Minimum Functionality

このリジェクト理由の詳細は以下の英文です。

4.2 minimum functionality We found that the usefulness of your app is limited by the minimal features it includes.

この英文、意訳すると「オリジナリティに欠ける残念なアプリなので、作り直してください」て感じになります。

要は、独自性がなくありふれたアプリだったり、機能がしょぼいアプリだったりすると、このリジェクト理由が返ってきたりします。

このリジェクトに異議を唱えるのは時間の無駄らしい

でも、ありふれたアプリってAppStoreにはたくさん並んでますよね。

電卓アプリなんていい例です。

ほとんどがただの電卓としての機能しか持っていないのに、なんでこんなにAppStoreに公開されているの?

だったら自分のアプリだって許されるはずだと思って、Appleにメールや電話で抗議する人も少なからずいたようです。

しかし、Apple側は審査に通るアドバイス等もしてくれず、ただ作り直してくださいと答えるばかりだそうで。

電話やメールで異議を唱えても時間の無駄のようです。

私が試したこと:バンドルIDを変更する

私もこのリジェクト理由で落とされてからは、何が悪かったのかを調べまわりました。

抗議しても無駄なら、自力で対処するしかありません。

アプリに追加機能をつけるなど、アプリ自身をグレードアップさせてから再審査に出すなんてことも考えましたが、そんな機能すぐには考え付かないし、何より時間が余計にかかってしまうため、何とか今のアプリでAppStore公開まで持っていきたいと思いました。

そんな中

アプリのレビュー担当者を変えてもらえば、審査に受かった

という報告を見つけました。

どうやらAppStoreの審査に出されたアプリは、Apple側のレビュー担当者にそれぞれ割り振られ、彼らが1つ1つを手動でチェックしているようなのです。

つまり、アプリ審査の合否もそのレビュー担当者の裁量で決められるわけです。

確かに...それならレビュー担当者を変えてもらえれば合格をもらえるかもしれない。けど、レビュー担当者をどうやって変更するの?

と思ったわけですが、これはバンドルIDを変更すれば担当者が変わるとのことでした。

バンドルIDとはアプリビルド時に設定するアプリ固有のIDですね。

アプリ開発の際は必ず設定するものなので開発者の方であればわかると思います。

通常再審査に出した際は、同じレビュー担当者が引き続き審査するそうなのですが、アプリのバンドルIDを変更してから再度審査に出すことで、IDが変わり別アプリとみなされレビュー担当者が変わるようです。

これを試して再審査に出したところ・・・

翌日、無事合格しました!

よかったです。

本当にバンドルIDを変更しただけ、アプリの中身は一切手を加えずに合格できました。

まとめ

奥の手を使って合格したような気持ちも少しはありますが、二人目のレビュー担当者がしっかりとチェックした上で審査に通してくれたという事実はあるんです。

AppStoreに公開できる基準を満たしていると判断されていますから、自信を持って合格を喜びましょう!

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