宝探し、それはロマンに溢れています。
日本でも徳川幕府の埋蔵金だとかが宝探しの定番ですよね。
そんな宝探しですが、世界中のトレジャーハンターの間で話題となっていた、フォレスト・フェンさんがロッキー山脈に隠した財宝がついに見つかりました!
フォレスト・フェンさんとは?
フォレスト・フェンさんは、美術商を営んでいる大富豪です。
高校卒業後にアメリカ空軍に入隊しパイロットとして活躍してフェンさん、戦争が終わった後は、骨董商の道に入り目利きの才能を発揮しました。
その実力はアメリカ大統領や、スピルバーグ監督が常連客になるレベルだとか。とんでもない人ですね。
1988年にガンと診断され死を覚悟したフェンさんは、手にしてきた財宝たちと共に眠ろうと、宝箱に財宝を詰め込んで用意しましたが、無事ガンを克服したため、その計画はなかったことに。
そして2010年、再び自分の遺産を整理し始めたフェンさんは昔の宝箱を取り出し、それをロッキー山脈に隠したのです!
ロッキー山脈での宝探しを宣言!
自身の自伝「Thrill of the Chase」の中でロッキー山脈に宝箱を隠したことを発表し、隠し場所のヒントとなる地図と24行の詩を公開しました。
これはたちまち話題となり、インターネット上では情報交換用のサイトだとか、フォーラムなどが作成され、多くの人々が参加しました。
そうして、宝を探し当てるために実際にロッキー山脈に足を運ぶ人が多数出てきました。2018年の時点では35万人近くもの挑戦者がおり、中には登山中の事故で亡くなってしまった方もいたようです。
1日100通以上ものヒントをくれという連絡、中にはフェンさんの家に直接訪れて脅迫する人もいたり、仕事をやめて宝探しに熱中した人もいたようです。
フェンさんが宝探しを仕掛けたのは、人々に自然を探検してもらい、金融危機の影響を受けた人に希望を持ってもらうのが狙いだったようですが、予想以上に宝探しに熱狂して動いていた人たちがたくさんいました。
しかしながら、それでも発見には至りませんでした。
「宝を隠したなんて嘘だったんじゃないか?」という噂も囁かれ始めていましたが、2020年6月7日、フェンさんが自身のウェブサイトで宝が発見されたことを発表したのです。
宝を見つけたのは匿名の男性
10年越しの宝探しを発見したのは匿名の男性だったようで、フェンさんに見つけた財宝の写真を送ったことで、発見されたことをフェンさんは認識したようです。
財宝は推定100万ドル(約1億)以上の価値があるとのことで、見つけた男性は一気に億万長者となりましたね。
それにしても、35万人以上が挑戦しても10年近く見つけられなかった宝・・・よく見つけましたよね。すごいです。
まとめ
長年に渡る宝探しはついに幕を閉じました。
多くの人々が考察し、挑戦した今回の宝探し、見つかったら見つかったで、熱狂していた人たちは嬉しい反面ちょっと寂しい気持ちもあるかもしれませんね。
でも、ロマンを求めてがむしゃらに突き進んでいく姿勢は素晴らしいですね。もちろん程々にしなければなりませんが!
何か熱狂的になれるもの、自分も見つけてみたいです。