ポイント
「最強の城」にも選ばれた対馬の古代山城・金田城、その跡地...
対馬市民が紹介するゴーストオブツシマの聖地巡礼シリーズ
第5弾は対馬に築かれた名城、金田城の跡地として有名な観光地にもなっている「金田城跡」です。
過去の聖地巡礼シリーズの記事はコチラの一覧ページよりご覧ください↓
ゴーストオブツシマの序盤で目的地となる城「金田城」
金田城は、現実の対馬にも存在していたお城ですが現在はなくなっており、その跡地が国の特別史跡に登録されています。
その跡地こそ対馬の有名な観光地のひとつ「金田城跡」です。
金田城
金田城、読み方は「かねだじょう」「かなたのき」「かねたのき」など複数あります。
金田城は、飛鳥時代667年に築城された朝鮮式の山城です。
朝鮮式の山城とは、山の峰や斜面に石塁や土塁を固めて作られたお城のことを指します。
663年に起こった「白村江(はくすきのえ・はくそんこう)の戦い」で唐・新羅軍に敗れた倭国が、その後の防衛のために西日本各地に朝鮮式の山城を築城しました。そのうちの一つが対馬の金田城となっています。
金田城は、現在の対馬市美津島町黒瀬の位置に存在していました。
現在は廃城となっていますが、明確に廃城となった年は分かっておらず、発掘調査によると8世紀初頭に廃城となったのではないかと推測されています。
つまり、1274年の元寇が起こった時代には既に存在していなかった城ではないかと思われます。
しかしながら金田城は、国の特別史跡で長崎県第一号に指定されたり、2019年9月にNHKで放送された【日本「最強の城」スペシャル】では、最強の城ランキング1位に選ばれるなど、その存在感を大きく残したお城でした。
金田城跡
そんな金田城の跡地は、対馬でも有名な観光地として今なお残っています。
跡地とはいっても、石垣で作り固められたその城壁は一部が今でも残っています。
最も高い石類は6.7mもあり、とても迫力があります。
また、山際に作られたお城なだけに、跡地から見える眺めも素晴らしいものになっています。
ゴーストオブツシマ での金田城
先ほど書いたように、ゴーストオブツシマの舞台である元寇の時代には本来存在していないはずの金田城ですが、対馬の名所でもあるためゲーム内に登場させてくれています。
大きく立派なお城ですね。
金田城は、ゲーム内で最初のキーポイントとなる場所になっています。
ゲーム内の金田城は、厳原エリア・豊玉エリアの境目に位置しています。
現実の金田城があった位置よりも少し東側にありますね。
ゲーム内の金田城は山の斜面に作られたという感じではありませんが、海岸沿いに位置しており、そこからの眺めはとても綺麗でした。
敵の船めっちゃいますけどねwww
まとめ
以上、今回は金田城・そして金田城跡についてご紹介しました。
跡地のうずたかく積まれた石垣はとても迫力があり、かつてのお城の面影を強く感じることができます。
対馬に観光にいらした際は、ぜひ立ち寄ってみてください!