当ブログでは、バージョン管理システムのgitとsvnについて過去に紹介しました。
今回、gitをオンライン上で管理できるサービスである「Github」が、最近世界中で話題となっている人種差別問題に伴い、差別を助長するような文言を撤廃する動きを見せています。
Githubは人種差別反対運動(BLM)を支持
Githubは黒人に対する人種差別の撤廃を訴える「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)」運動を支持しているようです。
このBlack Lives Matter運動は、もともと2013年より発足していた運動です。
2020年5月25日、米中西部ミネアポリスで白人警官に首を圧迫されて黒人男性が死亡した事件を巡って、全米で続いている抗議活動がロンドンやイギリスにも飛び火した事で、大きな問題となっています。
社会制度に組み込まれた慢性的な人種差別に抗議する動きに、多くの国で共感する人が出ているようです。
その運動に呼応して多くの企業がBLM運動に賛同し、寄付や差別撤廃に向けて動き出しています。
Githubもその1つです。
差別を連想するプログラミング用語を排除していく方針を取るとのこと。
差別を連想するプログラミング用語とは
差別を連想するプログラミング用語と言われてもあまりピンとこないのが正直な所なのですが、
対象ワード
「マスター」「スレーヴ」←植民地時代の奴隷制度を連想
「ブラックリスト」「ホワイトリスト」←黒人・白人を連想
など、差別や白黒色を連想させるようなワードが対象のようです。
うーん、こういう言葉を訂正したところで根本的な解決には何もならないと思うんですけどね。
いきなり名称が変わって混乱するエンジニアが多くなるのは必至です。
Githubの評判を下げるだけの行為とも取れてしまいます。ただの言葉狩りってやつです。
リポジトリのマスターブランチなんて名称も、変更されるんでしょうかね。
while文のwhileも、なんとなくwhiteって単語に似てるから検閲・・・なんてありそうで怖いです。
まぁ本当にそんなことが起これば、ほとんどのプログラムが機能しなくなって終わるだけですけどね。笑